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イエメンだより#7
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元ツアコン水谷の
プライベート旅行
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イエメンを知る ≪カート編A≫
さて、パート1では、カートの基本的なことなどを書きましたが、今回はちょっと深い(?)話をしようと思います。
イエメンではお昼ご飯の後の時間くらいから、こぶとり爺さん的ホッペを片側にしている男性陣を多くみかけるようになります。もちろんカートを溜めてるんですね。あくまでも、噛んで出てくるエキスを飲み込むのが目的。
…にしても、ほんと、よくあんなにほっぺの皮がのびるもんだ、というくらい。人間ってすごい、お餅みたい。
でも、さすがにソフトボールが入ってるんじゃないか位のサイズに膨らむと、モゴモゴ過ぎて何をいってるのか聞き取りづらい。沈黙になる理由のひとつには、それもあるのではないかと思います。
写真の男性のほっぺは、まだまだ序の口です。これからさらに膨らんでいきますよ!
実は、カートはよく食欲(カートをかみ始めて3時間後は、確かに全くお腹がすきません)、眠気、そして性欲をも抑えるといわれています(西欧の研究で)。
イエメンに行くたび、常日頃、私は「それにしては、いやに子だくさんよねぇ〜イ--エメンは(-"-)」と不思議に思ってました。
そんな疑問がふと晴れたのは、サナーから日帰りで行ける山岳地帯のマナハに行ったとき。地元の男性との偶然の会話からでした。
男性 「君もカート好きだよね〜」
私 「私も普通に噛めるようになったわよ。中でもアンマリが好きかも!(前回出たカートです)」
男性 「ハッハッハ!! アンマリ噛むときは、僕は奥さんがそばにいないとなぁ!!
ハッハッハ(^◇^)!」
私 「????? (-"-) (どーゆーことかしら?)」
という会話に第一のヒントあり。
そして、ある時、みんなでカート(ハムダーニー)を噛んでいたとき、
突然「ちょっと家戻るわ、奥さんいるし…(モゴモゴ)」といなくなっていく。
「今日は私にとってイエメンで最後の日だから、『オールナイトで噛むぞ、おぉ!』って言ってたのはどこの誰よ(`´)」と私。それも強いカートを噛むとかなりの割合でいなくなっていく。
ここにも第二のヒントがありました。
つまり、どうも『そう』なのです!! つまり、なのです。
(ちょっと話の方向性が(#^_^#)!!! お許しを!!)
≪カートはアンフェタミン?が入っていて興奮作用があり、目覚ましによく使われ、運転手や受験勉強なりのために噛まれる≫と書かれていますが、どうもカートの強さレベルによってその効果は違ってくるようです。
いわゆる上記の目的(目覚まし程度)のためには、ほどほどの強さのカートを使用するのでは、との結論に達したのです。
そして思ったのは、興奮剤に対する免疫。
イエメン人はイスラム教徒。基本的には、お酒は飲みません(といわれます。でも裏ではわかりません…)ので、カートの作用が快速列車級なのではないか…。その一方で、私や、そして多くの非イスラム教徒は、お酒を嗜む人であればあるほど、カートの興奮作用はゆっくりで各駅列車級なのかも…、だから効きが遅いのかな、と。
そんなスロー効果の私には、こんなカートにまつわる思い出があります。
ツアコン時代、カートを噛むのは仕事終わりと決めておりました。
(モゴモゴで説明はできませんし、お客様からは『まぁ、仕事中なのに』とクレームが出てきそうでした)
なので、噛むのは、疲れきっていた夕方からでした。
…というわけで、私の体&精神の中は
お疲れモード > カートのスロー効用
だったのです。強いシャーミーを噛みながら、なんとバタンキューで翌朝まで爆睡。
翌朝、すがすがしい笑顔で、
「おはよー! よく寝た〜☆」と言ったときの、彼らの顔は、一生忘れられません。
「こやつ、何者??? おそろしいやつ……」
と言わんばかり。正直、顔がこわばってましたね。そりゃそうです。強いカートを、それも噛みながら爆睡なんて、イエメン人にとれば、アンビリーバボーなのです。
そして今更ながら、友人のモハメッド君が新婚ホヤホヤの時、よく言っていた
「今日の午後は、奥さんと一緒にカートするんだい!」
(ルンルン♪←という雰囲気を感じた私)
の言葉の意味、わかっちゃったような気がします。
なんか、素直に顔に出ちゃうとこなんか、とってもお茶目と私は思うんであります。
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